●本年度のネットワークの健常化例は196例
令和4年12月から令和5年11月までの1年間において「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」のハリ治療によって健常化(元の正常な状態に戻ること)に至った突発性難聴等の症例は、196例(うち本部の一掌堂治療院での健常化例は190例)に達しました。私たちは常に「できるだけ少ない治療回数で高い治療効果を上げる治療法」を模索し続けていますが、本年度も「集中漸減療法」によってその目的が果たされたと言えます。 これは、病院のステロイドパルス療法にヒントを得て開発した治療法で、1日目は4回、2日目は3回、3日目は2回、4日目は1回の治療を行います。以降は1〜2回の治療を継続します。従来のハリ治療の概念である1日1回にとらわれない思い切った集中治療法によって「できるだけ早くできるだけ少ない回数での健常化」をめざした結果、効果は顕著で重症であっても治る例も増えてきたのはうれしい限りです。
●健常化例の90〜93%が「集中漸減療法」
「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」での健常化例のうち177例が「集中漸減療法」によるもので健常化全体の90%になります。本部の一掌堂治療院に当てはめれば93%が「集中漸減療法」による成果となります。その内訳は1日4回の治療が52例、1日3回の治療が73例、1日2回の治療が51例です。
●ロンドンにも「突発性難聴ハリ治療ネットワーク」が誕生しました
鍼灸師 進藤あや先生の治療院「Sakura Acupuncture Bexleyheath」です。
ホームページ :http://www.sakura-acupuncture.com
メールアドレス:ayaacupuncture@gmail.com
【所在地】(2店舗)
ベクスリーヒース:22 Pickford Lane, Bexleyheath, DA7 4QW, England (Bexleyheath Clinic)
ウェリング:48 Farnham Road, Welling, DA16 1LQ, England (Welling Home Clinic)。
●「集中漸減療法」によって回復した重症例
(例1)山口からの患者さん、85歳。補聴器を付けてもほとんど聞こえず筆談でコミュニケーションをとる状態から、3日間にわたって毎日4回ずつ治療した結果、補聴器をはずして普通に会話ができるまでに回復。
(例2)広島からの患者さん、74歳。発症後4年経過のスケールアウトの状態から毎日4回ずつの治療を全42回にわたって行った結果、普通に会話ができるまでに回復。
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