アクア鍼灸療法とは毎日大量の水を飲みながら鍼灸治療を受ける療法で、内耳に溜まったリンパ液を排出することにより、耳鳴りや難聴、耳閉感、音われ、響き、めまいの解消を図る方法です。
ヒントはある患者さんの「大量に水を飲んだらその後耳鳴りが小さくなった。なぜでしょうか」というご質問でした。
内耳にリンパ液が溜まるとメニエール病や急性低音性感音難聴、遅発性内リンパ水腫を発症し、聴力が低下し、耳鳴りや耳閉感、音われ、響き、めまいなどを引き起こすことが知られています。病院での治療は溜まったリンパ液を排出するために利尿剤などが処方されるようです。
このような場合に、大量に水を飲むことにより溜まったリンパ液が自動的に押し出され、リンパ液が新しいものに変わるのではないかと考えるに至りました。
平成27年5月11日NHKテレビあさイチ「ある日突然に、急性低音難聴に注意」に放送されたように、水を大量に飲むと利尿ホルモンが産生され、その利尿ホルモンが内耳にたまったリンパ液を排出してくれるということが判明しました。
そこで難聴や耳鳴り、耳閉感、音われ、響き、めまいの方にお試しいただいたところ、効果があることが分かり、治療法として取り入れることになりました。 |